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鳥φ ★:2010/02/15(月) 12:34:25 ID:???0
アメリカと日本のビデオ屋さんに並ぶ冗談みたいなタイトル。
映画『トランスフォーマー』をパクった『トランスモーファー』、映画『ダ・ヴィンチ・コード』ならぬ
『ダ・ヴィンチ トレジャー』、そして映画『紀元前1万年』のそばに『紀元前1億年』!
何じゃ、こりゃ!? ……実はこれすべて、有名作品のパクリを得意とする
B級映画専門の製作会社の作品。この会社、不況のなか大繁盛している。
1997年に設立されたこの会社、もともとインディーズ系のアート作品やホラー作品を製作していた。
ところが、2005年に、方針が大きく変わる。当時、デヴィッドは、H・G・ウェルズ原作の「宇宙戦争」の
映画化を試みていたが、たまたまスティーヴン・スピルバーグも 同じことをしていると聞き、
「こりゃ、勝ち目がない」とやめることに。ところが、アメリカの大手レンタルビデオチェーンの
ブロックバスター社が「逆に、ぜ ひ作ってくれ」と後押しした。
「さすがだ。二匹目のドジョウは売れると見込んだんだね」とデヴィッド。結果、ブロックバスター社は
アサイラム版の『宇宙戦争』を、アサイラム社としては前代未聞の本数で購入することに。
それ以降、会社の方針を大きく変え、恥も外聞もなくパクリ路線をまっしぐら!
その製作過程だが、まずは大手映画会社が製作している作品のうわさをインターネットなどで調べる。
どうやらマイケル・ベイ監 督がトランスフォーマーというタイトルで、機械がロボットに変身する
映画を作っているようだ、と。その情報を基に、アサイラム社はオリジナルの脚本を書 く。
別にベイ監督の脚本を盗むわけではない。そして、マイケル・ベイ監督の映画『トランスフォーマー』が
公開される2日前にビデオでアサイラム社版をリ リースする。
デヴィッドいわく、「タイトルは、『ロボット・ウォーズ』でも良かったが、
『トランスモーファー』の方が売れると思ってね」とにやり。
(続く)
http://www.cinematoday.jp/page/N0022472 http://s.cinematoday.jp/res/N0/02/24/N0022472_l.jpg でも、そんなタイトルをつけて、大手映画会社から訴えられないんだろうか?
「今まで訴訟で負けたことは一度もない」と、デヴィッド。「実は、『地球が静止した日』を製作したとき、
映画会社ではなく『地球が静止する日』 のプロデューサーから苦情の手紙が届いた。
『訴えるぞ!』と、強い口調で書かれてあったから、負けない口調で反撃した。
大手映画会社だって同じようなこと を合法的にやっているじゃないかとね。いろいろ例を挙げてやったら、
相手もびびってね」とデヴィッド。「アサイラム社は何でも派手にやる。戦って変に注目 を浴びて
損するのは相手なんだ」と教えてくれた。この会社、配給会社出身で共同経営者の
デヴィッド・リマゥイーなどがビジネス面や法律面をがっちり固めて いるので、敵に回したら怖いかも!?
ところで、聞いてびっくり。アサイラム社の海外での一番の得意先は日本だそうだ。
収益の半分は海外からというからその比重も大きい。そして、見せてくれた のが、
日本語版DVD『メガ・シャークVSジャイアント・オクトパス』だ。巨大なサメとタコが
絡み合っているジャケットは、「さすがアメリカのB級映画」 と、吹き出しそうになる。
ところが、何と驚き! 実はこの作品、長年のお得意先である日本の
配給元ニューセレクト社(アルバトロス・レーベル)がストー リーを発案したそうだ!
え、アメリカ人じゃなかったのー? うーん、B級映画も逆輸入の時代だ。
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