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● ◆SWAKITIxxM @すわきちφ ★:2010/12/05(日) 21:22:19 ID:???0 ?2BP(1056)
ハプニングは15キロ過ぎで起きた。
それまで5キロをほぼ15分10秒前後で刻んでいた集団から、
ペースメーカーのキプタヌイ(ケニア)が突然飛び出したのだ。
次の5キロは14分15秒。「闘争心に火がついちゃったのかな」。
日本陸連の木内敏夫ロード・長距離対策委員長も首をひねる、
レースを台無しにしかねない暴走だ。
他の選手は決断を迫られた。ついて行くか、自重するか。
多くがキプタヌイの背中を見送る中、「ここが勝負どころ」と果敢に追ったのが
北京五輪銀メダリスト・ガリブだった。
「あらゆるケースを想定して練習している。
速すぎや遅すぎのペースで走ったり、急にピッチを上げたりね」。
汗ばむような暑さもあり、同じくキプタヌイを追ったケベデ(エチオピア)らは失速したが、
ガリブの足は止まらない。
両腕を広げて笑顔でフィニッシュし、月桂樹の冠を誇らしげに愛息アミール君に見せた。
世界選手権を2度制した38歳も、
国際的なマラソン大会で頂点に立ったのはこれが初めて。
4年前、まだアミール君が妻のおなかの中にいたときに挑んだ福岡国際も
3位にとどまった。「勝つために福岡に来たから、うれしい。
来年は世界選手権と自己ベストの更新を目標にしたい」。
その道のりの先には、当然40歳で迎えるロンドン五輪がある。【田内隆弘】
毎日jp
http://mainichi.jp/enta/sports/news/20101206k0000m050069000c.html 30キロ地点でレースを中止するペースメーカーのキプタヌイ
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